スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

読後レビュー「釜ケ崎と福音―神は貧しく小さくされた者と共に」

大阪釜ケ岬、俗称あいりん地区でホームレス支援を行う本田哲郎神父の著作。本書には2ちゃんねるを通じて出会った。教会と教会が求める什一献金について考え続けていた折、あるスレのカキコで本書が推薦されていた。「本当の福音」とは何だろう。ただちに小生はアマゾンで本書を注文した。
配達された本書を開き、一読するに釘付けになった。今までの自分の考えていた信仰とはまったく違った信仰がそこに書かれていた。本田神父の体験、そして今も続く活動は、神父の信仰が基本にある。それは、「神はもっとも小さくされた、もっとも貧しくされた人たちを通して働かれる」という神父の実体験に基づく信仰である。
やむなく路上生活を強いられている人たちは好きでそういうことをしているのではない。そのことは私達だれもがわかっている。しかし、彼らがそうした境遇におかれているが故に持っている独自の能力、精神性については知っていない。小さくされた人たちは、小さくされたが故の独自の強さを身につけている。
聖書は、神が社会的に恵まれた人たちを選びの民として救ってきたわけではないことを証言している。むしろ、もっとも貧しい人々、その中でももっとも虐げられた人々を選んできた。
その中でも究極はイエスだろう。イエスは、婚前に妊娠が発覚して一族郎党からつまはじきにされていたマリアの子供として生まれ、その誕生の祝いにかけつけたのは当時蔑視されていた「博士」こと占い師や羊飼い達であった。イエスは、出産時になっても宿屋からつまはじきにされ、やむを得ず家畜小屋で生まれたのである。
成長してもしっかりした職にもつけず、当時罪びとが就労していた石切りの仕事をして生計を立てていた。塵肺にかかることも多かったとされるその仕事は、まさに社会の底辺にある職業だった。そして、イエスはその後も定収もなく、「食べ物に意地汚い酒飲み」としてさげすまされ、最後はみすぼらしく処刑されてゆく。
福音とは何か?救いとは何か?信仰を持つ人も持たない人も、またクリスチャンである人もそうでない人も本書を読んで欲しい。特に、教会の形成や維持にばかりとらわれ、自分達のことしか考えていない現代のクリスチャン、とりわけ教職者は本書を読むべきである。
スポンサーサイト

テーマ : オススメの本
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:シェフまえだ
料理好きおやじシェフの個人ブログです。中小企業の経営コンサルタントです。クリスチャンの2ちゃんねらーでもあります。


最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。