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ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

社会学者橋爪大三郎氏と大澤真幸氏の「キリスト教」についての対談集。今日までに30万部を超えるベストセラーとなり、良くも悪くも賛否両論(特にクリスチャンの社会において)を呼んでいる。読後の率直な感想としては、「あちこち間違いだらけだけれど、読み物としては面白い」であった。

本書は、とりあえずキリスト教をわかっていない日本人にキリスト教の基礎を教えることを目的のひとつとしているようで、キリスト教のベースがユダヤ教であることや、イスラム教もユダヤ教をベースにしていること、いずれも同一の神を拝んでいるといった、普通の日本人が知らない事実を知らしめる効果は果たしている。

ただし、以上を含めた本書の「キリスト教を日本人に分からしめる功績」をクリスチャン神学的な尺度から評価するとなると話は違ってくるであろう。聖書の引用箇所にあちこち間違いがあったり、そもそも根本的な箇所で大きく間違っていたり(プロテスタントがカトリックの聖餐にあずかれる等々)、著者固有の妄想が描かれていたり等々、荒井献や田川健三といった聖書学者あたりが本書を読めば、「論じるにも値しない」と一刀両断すること必定だろう。

しかし、それでも本書は多くの日本人に読まれるべきだと思う。以上のような誤謬や欠陥はあるにせよ、読んでいて面白いし、どこかでも書かれていたけれど、「居酒屋で二人のおじさんが喧々諤々やっているようなもの」といった感覚で普通に読めばいいと思う。書かれたことのすべてが間違っているわけではなく、逆にほとんどの部分は間違っていないか、あるいは間違っていたとしても気にしなくてもいいと思われる程度なので、気にせず手にとってもらいたい。

なお、この本にケチをつけるクリスチャンの多くは、多分聖書原理主義的な観点から異論を唱えていると想像する。まあ、でもこれくらいは大目に見てもいいんではないですか?というのがリベラルなクリスチャンを自称する私の正直な意見である。
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書評「生命あるすべてのものに 」

マザーテレサが来日した時の講演集をまとめたもの。マザーの生きざまをシンプルに伝えており、メッセージが力強く響いてくる。クリスチャンではない日本人を対象にしているが、神の愛や隣人への奉仕といったキリスト教の教えを普通に伝えている。中絶を根絶しようというメッセージは、多分ほとんどの日本人にはなかなか理解されにくいと思うが、それこそがマザーが日本人に伝えたかった最大のことのひとつだったのだろうと、不肖クリスチャンの自分は思った。

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Author:シェフまえだ
料理好きおやじシェフの個人ブログです。中小企業の経営コンサルタントです。クリスチャンの2ちゃんねらーでもあります。


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